共働きで中学受験を成功させるには?塾選びのポイントを解説 | Yohana

共働きで中学受験を成功させるには?塾選びのポイントを解説

お子さまの適性や興味関心、希望する進路などをふまえ、中学受験を検討するご家庭が増えています。しかし、保護者が共働きの場合、仕事と受験サポートを両立できるか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。 たしかに中学受験では保護者のサポートが不可欠ですが、適切な塾を選び、時間の使い方を工夫すれば、共働きでも十分可能です。 この記事では、共働き家庭ならではの課題や塾選びのポイント、限られた時間のなかで子どもの受験をサポートする方法をご紹介します。志望校合格につながる環境づくりのヒントとして、ぜひお役立てください。

共働き家庭が中学受験でぶつかる壁

共働き家庭が増加している現代、共働き家庭のお子さまの中学受験は決してめずらしいことでも不可能なことでもありません。とはいえ、時間的な制約によって仕事と受験準備の両立が難しくなることもあります。


具体的には、夕方から夜10時頃まで続く塾への送迎や、途中で食べる夕食、いわゆる「塾弁」づくりがあげられます。保護者の残業が多かったり、遠方の塾に通わせたりしている場合、出発時間までに退社・帰宅して塾弁を用意できないこともあるでしょう。


また、中学受験では高校・大学受験と比べ、家庭での学習のサポートがより重要になります。フルタイムの共働き家庭では平日はほとんど時間が取れず、親子で学習に取り組むのは週末が中心になると考えられますが、そうなると日々の学習状況の把握やつまずきへの対応が遅れてしまう可能性があります。


一人で集中して進められるタイプのお子さまは問題なく学習できるかもしれませんが、保護者に寄り添ってほしいお子さまの場合、平日は学習になかなか取り組めないかもしれません。


長期間の学習がお子さまにもたらす精神的負担にも留意すべきですが、一緒に過ごす時間が少ないと、学習の進み具合に気を取られ、ストレスや不調に気付きにくい可能性もあります。


一方で、こうした事態を防ごうと頑張りすぎると、保護者自身が休むことができず、体調を崩してしまいかねません。


共働きの家庭での中学受験には、ときにこのような壁も存在しますが、ここからはそれをカバーする塾の選び方と、限られた時間でもご家庭でできる工夫を紹介していきます。

共働き家庭が塾選びでチェックするべきポイントは?

共働き家庭では、平日に保護者が直接お子さまに関わる時間が限られるため、塾でのサポート体制の充実度がより重要となります。最適な塾を選ぶためにチェックすべきポイントを紹介します。

●大手塾か個人塾か

大手の塾は、過去の豊富なデータや学校との独自のネットワークをいかし、最新情報を提供してくれることが期待できます。ただし、宿題やプリントの量が多く、授業についていくためには家庭学習が不可欠です。生徒同士を競わせる雰囲気が負担になるお子さまもいるため、メンタル面でのサポートがより重要になることもあるでしょう。

一方、小規模な個人塾は個々の学習進度や理解度に合わせて指導してくれるため、わからないところをそのままにせず、着実に学力を伸ばせる可能性があります。ただし、大手塾に比べると、受験情報や教材の面で物足りなさを感じる場合もあります。


●自宅からの距離と周囲の環境

フルタイムの共働き家庭では、塾へ送る時間帯に帰宅するのが難しいことも多く、塾の立地は重要なポイントになります。行きだけでもお子さまが公共交通機関を利用して一人で通える場所であれば、ぐっと選択肢が広がります。

とはいえ、冬は17時頃でも暗くなることがあるため、最寄り駅までの距離とルート、人通りの多さ、街灯の有無などを確認し、安心して通える塾を選びましょう。

●自習室の有無

塾によっては、授業のない時間でも自習室を利用できます。お子さまが自宅で一人だとつい遊んでしまう場合でも、自習室があれば、予習・復習や宿題に集中して取り組めるでしょう。

静かで集中しやすい環境が整っていることに加えて、チューターや先生が常駐している塾なら、わからないところをすぐに質問できるメリットもあります。

●サポート体制

共働き家庭の塾選びで特に重視したいのが、塾のサポート体制です。平日は保護者が十分にサポートすることが難しいため、学習内容はもちろんスケジュール管理やメンタル面へのサポートも手厚い、いわゆる「面倒見のよい塾」がおすすめです。


具体的には以下のような点をチェックするとよいでしょう。


□ 学習内容の定着度を確認するシステムがあるか

□ 個別の学習計画を作成してくれるか

□ スケジュール管理をサポートしてくれるか

□ 質問しやすい環境が整っているか

□ 定期的な面談や保護者会があるか

□ 進路指導や受験に関する情報提供が充実しているか

□ 精神的なケアやモチベーション維持のサポートがあるか

共働き家庭で中学受験を成功させるポイント4つ

忙しい日々でも、塾に任せきりにせず、家庭でも工夫しながらお子さまのためにできることを進めていきたい方も多いでしょう。志望校合格のため、限られた時間でも実践できるポイントを4つ紹介します。

●子どもの自立性や主体性を育てる

長丁場の受験期間を走りきるには、お子さま自身の「志望校に合格したい」という意志が欠かせません。保護者が一方的に受験や勉強を押しつけるのではなく、お子さま自身が目標に向かって主体的に学習に取り組めるような環境を整えてあげましょう。

そのためには、宿題や予習復習、塾の準備などを早いうちから自分でできるように育てることが大切。本人の主体性が、今後の学習の土台となります。

また、志望校の説明会に積極的に参加するのもおすすめです。子どもは興味のあることややりたいことには、指示されなくても目を輝かせて取り組みます。志望校に通う未来の自分の姿を想像してワクワクすることは、受験勉強の大きなモチベーションになるでしょう。

●パートナーと役割分担する

中学受験は家族みんなで共に取り組むプロジェクトです。受験に伴うさまざまなタスクはパートナーと役割分担し、どちらか一方に負担が偏らないようにしましょう。

具体的には、送迎、お弁当作り、学習サポート、塾との連絡、説明会への参加などがあげられます。どちらが時間的に余裕があるか、職場から近いか、得意不得意などを話し合い、無理のない範囲で分担しましょう。

●宿題や学習計画の進捗を確認する

平日は塾に通わせていると見落としてしまいがちですが、家庭でもお子さまの学習状況を把握しておくことはとても大切です。平日は、宿題ができているか、つまずいている点はないかを短い時間でも確認し、必要なら週末にサポートの時間を設けます。

また、塾の面談には必ず出席し、学習がスムーズに進んでいるか、進捗状況を確認しておきましょう。

●土日を有効活用する

平日は仕事で忙しい分、土日を有効活用し、一週間分の復習や次週の学習計画を立てる時間を確保しましょう。親子で図書館に行って調べ学習をしたり、博物館や科学館などに出かけたりして、知的好奇心を刺激するのもよいですね。

ただし、お子さまが疲れているときは無理に勉強させず、リフレッシュさせることも大切です。一緒に遊んだりゆっくり話をしたりして、子どもの精神的な安定をはかるのも保護者の大切な役目です。

中学受験の塾選びで失敗しないためにYohanaができること

フルタイムの共働き家庭では、いかに時間を有効に使うかが成功のカギです。中学受験の塾選びも、早めに情報収集をして動き出せば、お子さまにとって最適な塾がきっと見つかります。

Yohanaでは、リサーチ代行などによりYohanaメンバーの挑戦をサポート。中学受験なら次のようなお手伝いができます。

中学受験を始めるにあたって、保護者向けのセミナーを調査

中学受験に関する最新情報や学習方法などが学べる保護者向けのセミナーやイベントをリサーチし、ご案内します。ご希望のエリアやテーマ、日程をお知らせ下さい。


中学受験の塾探しサポート

ご自宅のエリアや保護者の勤務状況、お子さまの成績や特性、志望校などをヒアリングし、最適な塾をリストアップします。それぞれの塾の特徴や費用、合格実績、共働き家庭へのサポート体制などをリサーチし、塾選びを全面的にサポートします。説明会や体験授業の予約代行、資料請求もお任せ下さい。


志望校に関する毎週の情報リサーチ

ご指定の志望校について、ホームページや入試関連イベントサイトをチェックし、学校説明会、オープンスクール、入試関連情報など、受験準備に欠かせない最新情報を1週間ごとにまとめてお届けします。忙しい日々の中で情報収集の手間を省き、お子さまのケアと学習に集中できる環境をご提供します。

共働きでも中学受験は乗り切れる!

共働き家庭の中学受験では、時間的な制約などからさまざまな課題が生じることも事実です。しかし、適切な塾選びと家庭でのサポート、そしてパートナーとの協力があれば、決して乗り越えられない壁ではありません。


共働き家庭の事情を理解し、手厚くサポートしてくれる塾を選ぶことが重要です。大手塾と個人塾、それぞれのメリット・デメリットを比較し、お子さまに合った塾を見つけましょう。


そしてなにより大切なのは、お子さま自身の「合格したい」という気持ちです。その気持ちを育むために、保護者はお子さまの自立性や主体性を尊重し、適切なサポートを心がけましょう。